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さくらアイコン1 計画停電は東電の脅し


フリージャーナリストの上杉隆氏が、

 「計画停電は東電の脅しだ」

と言っている。
その他、原発関係で重要なことをたくさん言っているので、長い動画だがぜひ見て欲しい。
 (自由報道協会による「原発事故」取材の報告
  文字起こし版はこちら

たしかに、2003年4月に東京電力のすべての原発が停止したとき、停電は起こらなかった。
その時の様子は、こちらが詳しい。

今回は、突然の出来事であり、かつ東電の火力発電所も被災したものがある。
また、未稼働の火力発電設備を大至急稼働させるにしても、何日かはかかるであろう。

しかし、計画停電の根拠はやはりあいまいだ。
停電が必要であったという詳細なデータは、未だに東電からは提示されていない。

計画停電時の、 需要想定 供給力、需要実績(3/14のみ)は、下記の通り。
(全て、東電プレスリリースより)

      需要想定  供給力 実績需要(ピーク) [万kW]
3/12土   3800   3700
3/13日   3700   3600
3/14月   4100   3100  2900
3/15火   3700   3300
3/16水   3800   3300
3/17木   3800   3350
3/18金   4000   3400
3/19土   3200   3400
3/20日   3100   3400
3/21月   3400   3400
3/22火   3700   3550

この後は供給力が約3800万kWを超え、需要を上回ったので計画停電は殆ど実施されていない。
この表を見ると、不思議なことがいくつかある。

・3/14に、節電の甲斐あって2900万kWに実績を押さえたのに、現在に至るまで需要"想定"は、平日で3400~4100万kWだ。
需要"想定"とは工夫したもので、"予測"ではないので好きな値にできる。架空の数値だ。
 つまり、"実績"需要を踏まえなくても良いのだ。"想定"に対して供給が不足するから停電だ、と。
・3/18に、急に需要が4000万kWに上がるのも、理由がよくわからない。
・計画停電中の需要実績データがなかなか見つからないのは公開していないから?

また、3/14には、2900万kWまで節電できているのであるから、ことの重大性を考えれば、

  「3/14と同じ節電をして頂ければ、停電は不要です。」

と、まずはアナウンスするのが当然だ。
月曜日以降の供給能力は、3300万kW以上常にあった。
ピーク変動は電力では5%程度なので、3150万kWもあれば足りる。
余裕度を見ても、実績需要を踏まえれば、停電無しでよかったのだ。
実績需要は、電力会社は当然リアルタイムでモニターしている。)
しかし、根拠のわからない需要"想定"に基づき、計画停電は数日間にわたって断続的に行われた。

こちら([3月分] [4月分]の計画停電の実績を見ると、また面白い。

3/14の初日には、夕方一回だけ計画停電を実施。
その後、散発的に時間帯によってやったりやらなかったりで、連休を挟んで計5日間計画停電を実施。
真ん中の3/17には、意味不明の4000万kW想定で、完全な計画停電を1日だけ実施。
(気温が低かったから? それでも想定の変動を大きく見すぎであろう。)
あとは、ゆっくりフェードアウト。
無理なく電力不足の恐さを感じてもらうのには、実にうまいシナリオに見える。

そしてこれらは、実績需要(3/14で2900万kW)を踏まえると、実にしっくりくる。
気温変化から予測される3/17の"予測"需要は、このときだけ供給力の3350万kWを超えそうなのだ。
なので、もしかしたら本当に3/17だけは計画停電は必要だったかもしれないが、
他の日も必要だったというデータは、現在見あたらない。

  "想定"需要という、わけのわからないマージンが含まれている数値の根拠

を、ぜひ東電には明らかにしてもらいたいものだ。
なぜ、直近の需要実績を踏まえないのかも。

また3/17には、上杉も言うように、わざわざ帰宅ピーク時の電車を止めて欲しいとの要請をしている。
民間鉄道が使用している電力は、高々2%にもかかわらずだ。

これが「脅し」でなくて、なんであろうか。

  「原発が止まると大変でしょう。」
  「危ないかもしれないが、電気の無い生活なんてありえないんですよ。」


と言っているのだ。

東電は、「計画停電はもう原則実施しない」と発表したが、一方で「今夏は電力が足りない」と言っている。
解決策が無いとも言っている。
つまり、

  また、夏に計画停電やるかも。

と言っているのは、大勢が気づいているとおりだ。

はたして本当に、今夏は電力が足りないのか?
次回に検討してみたい。


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